アジア平和資料室へようこそ 
〜小さな民の資料館〜

 
 アジア平和資料室は、平和研究者の内海愛子と村井吉敬の生涯の研究資料や書籍を中心に、日本市民社会の平和・人権・多文化に関する多様な平和運動の資料をアーカイブ化して、地域・国境・世代を越えて共有していくことを目的として2022年4月に設立されました。
 2024年4月から社団法人「新時代アジアピースアカデミー」(NPA)が運営し、NPAの資料室として平和教育及び学術研究のために活用することを目的としてご利用いただけます。多くの方のご利用とご支援をお待ちいたします。

NEWS

お知らせ
2024.9.10 関連団体に団体リストを追加しました。
2024.9.3
デジタル資料の公開に新しくコンテンツを追加しました(ビンタンブサールNo.10まで)。
2024.8.19 アジア平和資料室の鈴木九萬資料が、NHKBS『英雄たちの選択』の『昭和の選択 敗戦国日本の決断 マッカーサー「直接軍政」の危機』で、放送されしました。
2024.8.27 HPを一般公開しました。
2024.06.30
ホームページを開設しました。
2024.6.1現在
2024年12月オープンに向けて、アジア平和資料室の公開準備を進めています。
2024年度韓国国史編纂委員会との共同デジタル化作業を実施しています。
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利用案内

準備中(2024年12月開館予定)
*資料室の利用は事前予約制です

理事長あいさつ

(アジア平和資料室の内海愛子理事長より)

室長あいさつ

(アジア平和資料室の奥田豊己室長より)

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概要・沿革

当資料室は、平和研究者の内海愛子と村井吉敬の生涯の研究資料や書籍を中心に設立されました。

村井吉敬資料コーナー

村井吉敬の東南アジア、インドネシア、オランダ関連資料や現地で撮影した写真など

内海愛子資料コーナー

内海愛子のBC級戦犯、戦後補償、日本の市民運動の関連資料など

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活動内容一覧

ご利用できるサービス等

資料の目録

アジア平和資料室の目録を検索することができます。

デジタル資料の公開

アジア平和資料室のデジタル資料をオンラインでご覧いただけます。

イベント・研究会

イベントや研究会の情報を受け取りたい方は、メール会員にご登録ください。

メディア項目

当資料室の資料が、テレビ等メディアに協力した番組など一部ご紹介します。

資料室の今

当資料室の資料は、韓国国史編纂委員会と共同作業でデジタル化を進めています。

関連団体

日本と韓国、世界において、当資料館と関連する団体をご紹介します。

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アジア平和資料室の活動を
応援してくださる方を募集しています

当資料室は寄付を募っております。
皆様のご支援をお願い申し上げます。
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理事長あいさつ

内海愛子(うつみ・あいこ)
アジア平和資料室 理事長
恵泉女学園大学名誉教授、日本平和学会元会長(2006-2008)、新時代アジアピースアカデミー(NPA)共同代表、2022年金大中学術賞、2022年萬海韓龍雲賞

『小さな民の空間から、アジアを知る広い世界へのガイドブック』

新時代アジアピースアカデミー(NPA)は、コロナ禍のなかでオンラインプラットフォームとして立ち上がった出会い・学び・ネットワークの場です。4年間、1700以上の講座を実施、地域や国境を越えて、多様な人々が多く参加しています。

NPAでは、これまで4年間、講座を実施しながら、市民、活動家、研究者の知識や情報、資料などが沢山蓄積されてきました。映像やテキストによるそれらの資料を、多くの人々が共有し、また学術研究に利用するために、このアジア太平洋資料室をオープンすることになりました。

それらの資料に加えて、今までの研究のために収集し、整理してきた、日本の戦犯問題に関する裁判記録、韓国・朝鮮人元BC級戦犯の当事者の記録、戦後補償運動や人権、マイノリティの権利に関する資料を、書籍・映像記録・新聞抜粋など、また古文書や公文書など多岐にわたる資料を、NPAの受講生や一般の方々と共有できることはとてもうれしいことです。

これら資料というものは、それぞれ時代を記録しているものですが、その一つ一つは解釈や活用をされないならば、古い紙きれに過ぎないのではないでしょうか。多くの人々がアジア平和資料室の資料を活用し、過去の歴史と向き合い、現在における解釈をし、未来の在り方を新しく創りだしていくことに役立てることを期待しています。アジア平和資料室では、内海の資料だけでなく、村井吉敬の資料も順次公開していく予定です。

村井はアジアを歩きながら、小さな民の生き方や生活の原動力をみていたと思います。私たちのアジアへの認識を再考するのに、村井の資料には少しヒントがあるかもしれません。アジア平和資料室は小さな民の空間ですが、そこから広い世界へ歩み出すためのガイドブックになれることを願っています。新時代アジアピースアカデミー(NPA)の皆さんが、資料室を運営しながら、この空間を活用していただけることは、それ以上に嬉しいことはありません。村井もきっと喜んでいるでしょう。

資料室 室長あいさつ

奥田豊己(おくだ・とよみ)
アジア平和資料室 室長
1941年11月生まれ、東京出身。わだつみのこえ記念館理事。戦争体験を掘り起す会(DIG)運営委員。国鉄機関士。国鉄労働組合東京地方最後の常務委員会会長。

『抵抗する労働者と、「小さな民」の視点を生かして、歴史を繋げていく資料室を目指して』

国鉄機関士として40年間働き、その期間中には、国鉄労働組合の組合員として、国鉄分割民営化反対闘争にも参加していました。今は幻(まぼろし)の時代にもなってしまいましたが、東京地方最後の常務委員会会長として、その歴史の現場を見届けていたことは今も、自分の活動の原動力になっている気がします。時代はながれてきましたが、仲間たちは一人ずついなくなっていますが、今もその闘いの歴史の延長線上にある道を歩んでいる感覚は変わっておりません。

ある時期から私たちの生きた経験を次の世代のために記録に残しておきたいとの思いが、内海愛子先生との出会いや、今の新時代アジアピースアカデミー(NPA)の若者や仲間たちにつながっています。

日本の鉄道は国内では近代化の象徴であったが、アジアにおいては日本帝国主義の侵略戦争と植民地支配を行うための基軸になるレールの機能をしていました。その負の歴史を戦後日本の国鉄と国労は背負うべきであったのを気づいたのも、還暦近くなってからでした。連れ合いに亡くなられて、その記録を整理している間、義理のお父さんの戦争経験に出会い、それをまとめたいことで、勉強をし始めていたところ、日本の歴史研究者であり、戦後補償運動の中心的な存在である内海愛子先生と出会いました。その周りで日本の歴史や戦争、そして日本人が忘れていた植民地の記録を目のあたりにしました。

戦争の記憶を掘り起こす会(DIG)の活動は、その歴史と向き合った時間でした。その後、本郷三丁目にある、わだつみのこえ記念館にもお世話になり、今は理事としてその記録の継承にかかわっています。

新時代アジアピースアカデミー(NPA)はコロナ禍の直後、オンラインプラットフォームによる新しいタイプの市民講座を行う団体です。「ZOOM」という言葉も、機能も初めて知って、新文明についていけない不安もありましたが、NPAの講座で働いている若者たちから優しく教えてもらい、今はほぼ毎日NPA講座に入っていますし、光栄なことに講師を担当することもありました。

内海愛子先生、そのお連れ合いの村井吉敬先生の研究業績と記録、書籍などは、日本の平和運動や戦後補償運動、市民運動、アジアとの連帯をつくってきた生きた証人であると思います。その記録を整理し、記録に残し、次の世代につなげていく、アジア平和資料室はとても重要な役割を担っていく機関であると思います。その重い責任を担う能力も、経験もまったくない小生ですが、皆さんのサポートを信じながら、引き受けさせていただきたいと思います。

アジア平和資料室は、「小さな民」の視点から歴史をみていくところだと思います。日本の労働者の歴史を歩み、戦争の記録に向き合ってきた、小さな民の一人であった私の経験が歴史に向き合い、平和を作り出し、次の世代に継承していこうとする人々に少しでも役立つことがあれば幸いです。 

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利用案内

外観・アクセス
開館日
開館時間
準備中
(2024年12月開館予定)
*資料室の利用は事前予約制です
休館日
(上記が休日にあたる場合は休館)
ご利用できるサービス
・資料の検索、閲覧
・コピー(有料、1枚10円)
・スキャンおよび撮影(有料、1枚10円)
・会議室の貸し出し
アクセス
千葉県市川市中山1ー14ー2
京成電鉄「京成中山」駅から徒歩13分
JR総武線「下総中山」駅から徒歩20分
お問い合わせ
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